試算表から損益計算書・貸借対照表を作成する。

試算表を作成したら、そこから、損益計算書と貸借対照表を作成します。

この試算表から、収益と費用（■部分）を抜き出して以下の損益計算書を作成します。

収益とは、売上などの儲けのことです。

費用とは、収益を獲得するために犠牲になった（必要となった）金額のことです。

上記の試算表の中では、給料、消耗品費、支払利息が費用。

商品売買益、受取利息が収益です。

損益計算書
当期純利益は収益の合計から費用の合計を引くことでもとめます。

上の試算表から、試算と負債と純資産（■部分）を抜き出すと、

以下の貸借対照表を作成することができます。

資産とは、現金または、売ればお金になるもののことです。

負債とは、借金のことです。

純資産（資本）は、3級においては、資本しかありません。

資本とは、会社の経営者が、会社を始めるに当たって出したお金と

その後、会社が獲得した利益のことです。

上記の試算表の中では、現金、売掛金、商品、備品が資産になります。

買掛金、借入金は負債です。

貸借対照表

資本金の部分は、期首の資本金（100,000円）に

当期純利益（1,600円）を加えることで求めます。

はじめて簿記を勉強する方には、

ぱっと見ややこしく感じるかも知れませんが、よく読んでみてください。

いたって単純なことです。

簿記の流れを簡単に説明すると、

取引→仕訳→勘定→試算表→貸借対照表・損益計算書　

取引が発生したら、仕訳を行い、それを勘定と呼ばれる表に書き写します。

そして、決算になったら、勘定を集計して試算表を作成します。

最後に、

試算表から損益計算書・貸借対照表を作成する。

試算表から資産と負債と純資産（資本）を抜き出して貸借対照表を作成。

試算表から収益と費用を抜き出して損益計算書を作成します。

精算表の作成方法。