損益計算書の書き方は？（具体的な書き方）

損益計算書の書き方（具体例）は？

損益計算書は、通常1年間を計算の対象としています。

この1年間でどのくらい儲かったか、損したのか？を明らかにします。

この1年間のことを、会計期間と言います。

会計期間の初めを期首、終わりのことを期末と言います。

1年間に稼ぎだされた利益は、資本金に加算されていきます。

なので、

期末の資本金は、

期首の資本金に、当期（その期間内）の利益を加算

することで計算することができます。

式で表すと、

期首資本＋当期純利益＝期末資本

となります。

またこの式を書きかえると、

期末資本－期首資本＝当期純利益

となります。

次の資料により、

Ｂ商店の平成○1年4月1日から平成○2年3月31日における損益計算書を作成しなさい。

商品売買益　　200,000円　受取手数料　　 50,000円
受取利息　　　　 3,000円　給料　　　　  100,000円
支払家賃　　　  50,000円　水道光熱費　　 20,000円
通信費　　　　  10,000円　雑費　　　　　　5,000円

商品売買益と受取手数料と受取利息は収益なので右側に記入します。

給料、支払家賃、水道光熱費、通信費、雑費は費用になるので、左側に記入します。

収益の合計から費用の合計を引いて当期純利益を求めます。

収益の合計は、200,000円＋50,000円＋3,000円＝253,000円

費用の合計は、100,000円＋50,000円＋5,000円＝185,000円

253,000円－185,000円＝68,000円

利益が68,000円出ているので、費用の下に記入します。

これで完成です。

※当期純利益がマイナスだった場合は、右側の収益の下に記入します。

言葉はややこしいですが、よく読んでみてください単純なことに気づきます。

簿記の流れを簡単に説明すると、

取引→仕訳→勘定→試算表→貸借対照表・損益計算書　

取引が発生したら、仕訳を行い、それを勘定と呼ばれる表に書き写します。

そして、決算になったら、勘定を集計して試算表を作成します。

最後に、

試算表から損益計算書・貸借対照表を作成する。

試算表から資産と負債と純資産（資本）を抜き出して貸借対照表を作成。

試算表から収益と費用を抜き出して損益計算書を作成します。

精算表の作成方法。